SEO内部対策の効果とは?方法や費用を詳しく解説

SEO内部対策の効果とは?方法や費用を詳しく解説

SEO対策としてgoogleをはじめとした検索エンジンでWEBサイトを上位表示させるためには、SEO内部対策と外部対策の両方が必要になります。SEO内部対策は、内部リンクの設置や、サイトのSSL化、またWebページを高速で開けるような設定が必要になります。

SEO内部対策は、SEO外部対策やコンテンツ対策と違い高い技術が必要になるケースが多いです。そのため外注に依頼することも多くなるので、この記事では外注に依頼した場合の目安となる費用に関しても説明していきます。

SEO内部対策とは

SEO内部対策には、内部リンクの設置やサイトのSSL化、また高速化があげられます。

内部リンクの設置

内部リンクとは、自サイトの他のページを紹介するリンクのことをいいます。他のページも読者に読んでもらうようにするほか、サイト全体の評価を上げることができます。SEO 内部対策を考える上で内部リンクは非常に重要です。設定の方法自体は決して難しくはないのですが、リンクをするべきWebサイトはどのページでもいいわけではありません。

また Web サイト制作側にとって、重要なwebサイトをリンクするだけでは SEO対策として効果はほとんどありません。これは製作者側とユーザーにとって必要な情報が必ずしも一致するとは限らないためです。 Googleではユーザーファーストをうち出しており、内部リンクで選ぶウェブサイトに関してもユーザーファーストである必要があります。

内部リンクを設定する場所

内部リンクを設定する場所は、ヘッダーやフッター、サイドバーではなく文章に関連性が最も高いコンテンツに設定をすることが大切です。いくらユーザーにとって有益なウェブサイトを内部リンクしたものであっても、設定する場所と関連性がなければ効果はほとんどありません。

効果的な内部リンクの設定方法として、キーワードに関連するページを複数作成しそれらのページを内部リンクによって繋げることによりさらにコンテンツの厚みを増すことです。

この方法により両方のページを Google が評価することによって、 SEO効果が高まります。内部リンクの見直し方法ですが、 Google が提供しているサーチコンソールを使うことによって、確認することができます。内部リンクの内容や数によって検索順位に影響がありますので、定期的に確認することをお勧めします。

内部リンク先の内容を簡潔に明確に

内部リンクはクローラーがそれぞれのページを巡回するための基準にもなります。そのため内部リンクは内部リンク先のページに書かれている内容が明確である必要があります。長い文章だと判断できない場合があるので、できるだけ短い文章でかつ明確にすることを意識してください。 

内部リンクを正しく設定しないと起こること

内部リンクを正しく設定しないことで、以下のような弊害がWebサイトにある場合があります。

  • Webページが評価されない
  • インデックスされない
Webページが評価されない

内部リンクの設定が他のページに向いている場合は、他のページが評価されてしまい最も評価を上げたいページが評価されない可能性があります。内部リンクはただ設置すればいいわけではなく、優先して設置するページを正しく設定することが重要です。

また内部リンクを設定する場所によっても、Webページの評価が大きく変わってきます。内部リンクを正しい場所に設置することにより、ユーザーにとっても使いやすくなるためユーザビリティを上げることもでき、結果的にSEO対策になります。

インデックスされない

Googleは内部リンク経由で、Webサイトをクロールしてインデックスされます。しかし内部リンクが正しく設定されていない、もしくはリンクを貼られていないとインデックスされない可能性があります。

サイトのSSL化

商品を購入したり、会員登録をするWEBページは個人情報を入力することになります。そのため個人情報を守るための、SSL化が必須となります。Googleで検索をするとそれぞれのページの URL バーの左側に鍵のマークが表示されます。

SSL化をしていないWebサイトは「このサイトへの通信は保護されていません」と表示されるため、ユーザーにしてみたら不安を感じてしまう要素になります。個人情報漏洩のニュースが多い昨今、個人情報の扱いには十分気をつける必要があります。

そのためにもユーザーを安心させるためにSSL化をすることは、SEO対策にもつながります。

サイトの高速化

WEBサイトの表示速度が遅いと、離脱率に直結します。表示スピードが3秒を超えると離脱率があがりやすいといわれるほど、サイトの高速化には十分な注意が必要です。サイト速度を計測するサービスは複数あり、サイトの表示速度は常に意識をすることが大切です。

Googleでは以下のように、サイトが表示される重要性について言及しています。Googleの目安は検索結果の平均応答時間は1秒たらずとしています。Webサイトをユーザーに満足してもらうためには、Webページが開くスピードは1秒であることを意識するべきです。

サイトの開くページに時間がかかると、離脱率が高くなります。

「Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。自社のウェブサイトにユーザーが留まる時間をできるだけ短くすることを目標にしている会社は、世界中でもおそらく Google だけでしょう。

Google は、Google のサイトのページから余計なビットやバイトを削ぎ落とし、サーバー環境の効率を向上させることで、自己の持つスピード記録を何度も塗り替えてきました。検索結果の平均応答時間は 1 秒足らずです。」

引用:遅いより速いほうがいい(Google)

SEO内部リンクの種類

SEO内部リンクの種類

SEO内部リンクには、以下の3種類があります。

  • クローリング対策
  • インデックス対策
  • ユーザー対策

クローラーがWEBページを巡回してはじめて検索結果に反映することになります。そのためクローラーに巡回してもらえるような対策をすることが重要です。

次にインデックス対策ですが、Googleではクローラーが集めた情報を整理(インデックス)します。この時点で評価をされるので、インデックス対策がSEO対策に大きく影響します。具体的にはhタグの設置やタイトルにキーワードを入れることが、インデックス対策となります。

ここまで技術的な対策を説明しましたが、Googleが一番力をいれているのがユーザー対策です。ユーザーがいかに見やすく、また検索意図にあった方法を入手できるかが評価対象となります。

そのため、コンテンツの充実はもちろんなのですが、ユーザーが見やすいようなWebページにすることが大切です。特にユーザーが全てのページにアクセスしやすいような構造にすることが大切です。

せっかく商品を気に入ってもらっても、購入方法がわからなければ購入につながることは少なくなります。

SEO内部対策の重要性とは

SEO内部対策は、検索エンジンに正しく評価してもらうこと、ユーザビリティの担保、さらに外部からの影響が少ないという特徴があります。

検索エンジンに正しく評価してもらう

Googleなどの検索エンジンは、以前と比べても評価方法が向上しており、検索順位を上げるためにはWebサイトの質を上げる質を上げる必要があります。

ユーザビリティの担保

近年スマートフォンやタブレットの利用者が増えており、パソコン、スマートフォン、タブレットなどユーザーの端末にあわせたコンテンツを作ることが大切です。例えばスマートフォンとパソコンでは画面の大きさが違うため、一度に読める文字数が異なります。

そのためスマートフォン向けのコンテンツは、改行を頻繁に行うなど工夫が必要です。

Googleにおいて、モバイル対応に関して言及しています。

「世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。Google は、モバイル サービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。

スマートフォンから Google 検索にさまざまな方法でアクセスできるだけでなく、メールを読んだり、カレンダーでイベントを確認したり、動画を見たりなど、世界中のあちこちからスマートフォンをさまざまな用途に使えるようになりました。

また、無料のオープンソース モバイル プラットフォームである Android では、さらに画期的な革新をモバイル ユーザーに提供したいと考えています。」

引用:5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。(Google)

外部からの影響が少ない

外部対策と違って内部対策は、アルゴリズムの変動の影響を受けにくく自分の工夫次第でいくらでも質をよくすることができます。そのため内部対策の質が、検索順位に大きく影響するといっても過言ではありません。

SEO内部対策の効果とは

SEO内部対策をすると、以下のような効果が期待できます。

  • 正しくGoogleに評価してもらう
  • コンテンツの品質をあげる
  • ユーザー満足度をあげる

正しくGoogleに評価してもらう

ユーザーにわかりやすい充実したコンテンツを作成したとしても、Googleに正しく評価してもらわないと検索結果ページの上位に表示されることはありません。それどころかペナルティを受けることもあります。

そこで技術的な欠陥がないように、SEO内部対策を実施することでGoogleに正しく評価されます。コンテンツがしっかりとしているのに、検索ページの上位に表示されない、または売り上げにつながらない場合は、SEO内部対策が十分でない可能性があるので、見直す必要があります。

コンテンツの品質をあげる

SEO内部対策をすることで、適切なクローリングやインデックスを促すことができます。ユーザーにとって、検索したキーワードに関連している、またユーザーの検索意図を満たしている記事が増えることから結果的にコンテンツの品質を上げることができます。

ユーザー満足度を上げる

SEO内部対策にはページの表示速度を速くしたり、わかりやすい見出しにしたりするなど、ユーザーにとって見やすいWebサイトに改善することが含まれています。そのためユーザー満足度を上げることができます。

内部リンクが適切であることから、ユーザーにとってサイト回遊がしやすいメリットもあります。ユーザー満足度を上げることで、Webページから離脱率を下げることができコンバージョン率を上げることにもつながります。

SEO内部対策の方法とは

SEO内部対策の方法とは

SEO内部対策には、以下のような方法があげられます。

  • 見出しの対策
  • タイトルや見出しにキーワードを含める
  • 見出しの階層に注意
  • URLの正規化
  • 画像のalt属性を設定

見出しの対策

タイトルや見出しがわかりやすいこと、またキーワードが含まれておりどのような内容の記事か明確であることが大切です。ページタイトルにキーワードがないと、コンテンツの内容がユーザーにつたわりにくくGoogleの評価が低くなります。

タイトルや見出しにキーワードを含める

コンテンツの内容を検索エンジンに伝えるためには、まずタイトルにキーワードを含めることが大切です。またできるだけ、タイトルの左側にキーワードを含めるとより効果的となります。

対策キーワードが複数ある場合はできるだけ近接させること、またタイトルの文字数は32文字以内にすることも大切です。タイトルのわかりやすさはSEOの指標において重要であり、簡単にできる対策なのでまず意識するべき点です。

次に見出し、特に<h2>にはキーワードを入れるのも効果的なSEO対策です。また見出しはターゲットにあった言葉を使うことが大切で、見出しを見ただけで書かれている内容を理解できるのが理想的です。

そのためわかりやすい日本語を使うことも大切です。

見出しの階層に注意

<h1>、<h2>、<h3>などの見出しタグは、それぞれ階層があり検索エンジンがWEBサイトの内容を評価しやすくなります。しかし<h2>の次に<h4>がきていたり、見出しタグを設置していないなど正しく階層構造を設置していないと、Googleの評価が下がるので注意が必要です。

URLの正規化

WebサイトのURL表記を、統一化することが大切です。例えば「www」を含めたURLと含めないURLの2種類で表記している場合、違うWebページとして判断されコピーコンテンツと見なされることがあります。

また検索エンジンの評価が複数のWebページに分散されることから、検索ページの順位が下がる可能性があります。

画像のalt属性を設定

alt属性とは、画像の代わりに提供するテキスト情報です。alt属性を設定することによって、画像の代わりにテキストを指定するため、検索エンジンが画像を認識しやすくなります。

情報はファイル名やサイトマップ、また画像周辺のテキストなどがあげられます。またユーザーにとっても、画像が開かない時にテキストで説明をすることによってどのような画像であるか伝えることができます。

GoogleではユーザーファーストでWebサイトを評価するとしており、画像のalt属性は複数の意味でSEO対策ができるメリットがあります。

SEO内部対策の費用とは

SEO内部対策を外注に依頼する場合、メインの目的はGoogleのクローラがサイトのコンテンツを理解できるように最適化することがあげられます。最適化するべき箇所は以下のように数多くあります。

  • Titleタグ
  • Hタグ
  • alt属性
  • meta description
  • meta keyword

この他にもURL正規化などするべきことは多くあり、知識のある外注に依頼する価値があります。費用はサイトの規模や内部対策をすることによる目的によりもよりますが、20万から100万円を超えることもあります。100万円以上かかる場合は、100ページ以上あるようなシステムがらみのサイトであることが多いです。

まとめ

SEO対策には、内部対策、外部対策、コンテンツ対策と大きくわけて3種類あります。その中でもSEO内部対策は、自社のエンジニアが設定できる内容が多いのが特徴です。そのため費用面で検討する必要がもっともあるのが、SEO内部対策といえます。さらにSEO内部対策を詳しく知るにはSEO内部対策(オンページSEO)のページを参考にしてみてください。

内部リンクは関連するWebページも評価してもらうための手法であり、SEO対策に直結します。リンクするページの選択や手法によっては逆効果となってしまうこともあります。SEO内部対策は他にもユーザーがWebサイトを安心して閲覧できるような、高速化やSSL化などよりよいWebに改善するために重要なことなのです。